「教育費の準備のしかた」からの自宅外通学についての考察

  • 2020.05.24 Sunday
  • 17:30

JUGEMテーマ:自宅外通学についての考察

これまで教育費について書いてきた。

今回は最後に自宅外通学についての考察としたい。

FPとしてお金のことを中心にこれまで書いてきたが、最後はキャリアコンサルタントとして実際に大学生の就活のカウンセリングを行っている経験なども入れ込んで書いておこうと思う。

 

大学入学の年にかかる費用については、これまでも書いてきた。自宅外通学者は約299万円。

この額には、受験費用と住居費、初年度納付金、仕送り額(4月〜12月)を含んでいる。毎月の仕送り額の平均は、入学直後の何かと出費の多い5月で97,000円。6月以降で月平均85,300円というデータがある。この額は、学生本人にとってどうなのかというと、かなり苦しい額である。なぜなら、家賃の平均は63,400円とすると、6月以降の仕送り額から家賃を除くと21,900円がひと月の生活費となる。この額を30日で割ると730円が一日あたりの生活費となる。

この額では3食まともに食べるのも厳しい金額だ。

従って多くの学生はアルバイトをしている。

飲食店でのホールスタッフのアルバイトをする学生がとても多い。

自宅から通っていても、授業料以外に係る費用は自分でアルバイトで何とかしてほしいという家庭も多いだろう。

 

就職活動のときに、エントリーシートや面接で聞かれるテーマとして代表的な三大テーマは、

1 「自己PR」

2 「学生時代に力を入れたこと」

3 「志望動機」

 

2の「学生時代に力を入れたこと」として、多くの学生がアルバイトの経験を挙げる。しかし、企業の人事担当者はどちらかというと、アルバイトよりも勉強もしくはサークルのエピソードを好む傾向が強い。

学生時代のときにしかできないことは何なのか・・・。それはお金を稼ぐことではなく、勉強したり、サークルで活動する経験を通して学ぶことだからだ。

学生の中には生活費を稼ぐためにアルバイトをしているため、当然シフトも多く入り、サークルに入らない学生もいる。

場合によっては、勉強時間にも影響を及ぼす。学生生活の中心がアルバイトになってしまうのだ。

そうなると、「学生時代に力を入れたこと」として主張するエピソードは勉強でも、サークルでもなくアルバイトとなってしまうのだ。

理不尽ではあるが、ゼミや授業などに一生懸命取り組んだエピソードには負けてしまうことが多い。

もちろん、「学生時代に力を入れたこと」から人事担当者が本当に知りたいことは、エピソード自体よりもその経験から何を学んだかということではあるが。

 

何のために大学へいくのか。

親は高額な教育費を準備し、子どもを大学に行かせる。

アルバイトが生活の中心となってしまうような学生生活から何を期待するのか。

 

とりあえず子どもを大学に入学させれば安心という時代ではない。

就職が決まったから一生安泰という時代でもない。

 

何のために、何を期待して、何を学ぶために大学へ進学するのか、親も子も一時立ち止まって考えてみることは必要ではないか。

目的意識をはっきりさせて、大学生活がアルバイト中心とならないように、仮にアルバイトをする必要があっても、学生時代にしかできないことを決して疎かにはしない覚悟で大学へ進学することが、就職活動にも好影響となるのは言うまでもないのだ。

 

新型コロナウィルスにより、アルバイトも解雇となり、少ない仕送りでカツカツの学生生活を強いられている学生も多いに違いない。でも、学生時代は人生で何度も訪れるわけではない貴重な時間であることには変わりないのだ。

 

 

 

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